砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

初春の令月にして、気淑く風和く。

新元号が「令和」に決まり、海外からではあるが日本の未来が明るく輝く事を願う。



典拠は万葉集と言う。


大伴旅人の「梅花の宴」にある「時は初春の令の月、空気は美しく、風は和やかで.....」からだそうだ。

「『令』は物事の艶があるように美しい」と言う意味があるそうだ。

[ウイキペディア引用]


知らなんだ!


確かに令嬢などに使われる時の「令」はそう言った意味なんだろう。


令と聞くと「命令」しか思い当たらない貧弱なボキャブラリーなので“今知った‼︎”と言う感覚である。


最近万葉集に興味があったので何となく嬉しい。


「日本国紀」のみならず他の日本の古代史の本を読んでいたので興味深い。

もっとも石ノ森章太郎の「マンガ日本の歴史」だが.....。

(ブックオフで買った)


万葉集は7世紀後半から8世紀後半に読まれた歌を編纂した日本最古の和歌集であるが、天皇、貴族、役人に防人に庶民と幅広い。


単身赴任のオジサンとしては家族から離れて詠まれた「防人の歌」に深く感するものがある。


“己妻を 人の里に置きおほほしく 見つつぞ来ぬる この道の間。”


歌とは不思議なもので、名も知らぬ防人の妻を、家族を想う心情が千三百年の時を超えて1編の歌に刻まれ、痛いほど伝わって来るではないか。


そんな事を思いつつブログを書いている途中で突然己が妻(奥様)から「今回の仰天ニュースはスゴイわよ!」と電話がかかって来た。


己が妻は様々な「痛い仰天話」を面白おかしくテレビを見ながら解説してくれたのだが、残念ながらオジサンの万葉の時代への想いを完全に吹き飛ばし現実に引き戻してくれた。


何はともあれ良き「令和」の時代である事を祈ります。

“万葉の人を偲ぶ 春の夜に 愛の言の葉 万世を超ゆる。“

《オジサン心の歌》

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