砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

20代からのメッセージ。

ベガスは雪に覆われた。
砂漠に降る雪は綺麗ではあるが、事故が多発する。
至る所でパトカーと消防車を見た。


オジサンも久し振りの雪道の運転に気を使った。


寒い上に会社の暖房が壊れると言う悲劇が起こり、風邪を引いてしまったようだ。
昨夜は卵酒を作って身体を温めてからガーと飲んで寝た。
土曜も仕事だったので、1日で直さにゃならん魚屋の宿命と言う訳だ。


今日は雪も止み晴天に返った。
昨日の吹雪が嘘のように、気温も今日を起点にドンドン暖かくなって砂漠の春が来る。


今や朝の仕事を終えて、早めにアパートに帰り、洗濯の鬼となっている。
やっぱり魚屋は独特の臭いが付きやすいのだ。


土曜の午後は紅茶を飲みながらフッと聖書に手が伸びた。
この聖書は24歳の時から持っているので、もうボロボロだ。


何の気無しに開いたのが箴言の箇所であった。
目を引いたのがボールペンで線を引いた部分である。
自分で線を引いた事など覚えていない。


基本ボールペンを使うのは聖書に失礼と思っているのだが、20代の自分には随分その聖句に感じる物があったのだろう。


ソロモン王の知恵の書と呼ばれる箴言である。
若き時に線した部分を読んでみた。


「怒りやすい者は愚かな事を行い、賢い者は忍耐強い。
思慮の無い者は愚かな事を自分のものとする。」


「全ての勤労には利益がある、しかし、口先だけの言葉は貧乏を来らせるだけだ」


「怒りを遅くする者は大いなる悟りがあり、気が短い者は愚かさを表す。
穏やかな心は身の命である、しかし興奮は骨を腐らせる。」


「あなたの成すべき事を主に委ねよ、そうすれば、あなたの計るところは必ず成る」


うーん、何を悩んでいたか思い出す事は出来ないが、かなり怒りを抑えて忍耐しようと努めていたようだ。


若い時はストレスとの戦いだったと思う、そんな時にソロモンの知恵に感ずる物があったのかもしれない。


み〜んな悩んで大きくなったんだな〜。


まあ今もストレスは勿論あるが
「あなたの成すべき事を主にゆだよ......。。。」とは
「人知を尽くして、天命を待つ」と言う事なのだろう。


怒りを抑えストレスをためると、血圧が上がるので箴言にあるように「骨を腐らせて(?)」身体に悪い。


偶然にも届いた20代の自分からのメッセージに卵酒のような優しく温かいモノを感じた。


ちょうど吹雪の後の青空のような感じだ。

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