砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

「天賦の才」

先回、オジサンはハリウッドで仕事をしていたと話したが(映画関係の仕事ではありません)、エンターテイメントの聖地とされるハリウッドは行ってみるとがっかりするかもしれない。


チャイニーズシアターやウォーク・オブ・フェイム(スターの名前の星型の敷石が歩道に埋め込まれている)など初めて来られた方には面白いかもしれないが、常にドキドキさせる変化がある訳では無い。
ラスベガスの方が規模も大きいし、エンターテイメントにも躍動感があると思う。


当時GEISHA HOUSEという大きなレストランのGシェフとビジネスをさせて頂いて週3回はハリウッドに営業に行っていた。


オーナーが映画関係の人だったのでレオナルド ディカプリオがピンクのHamerのリムジンで来店したり、ジャネット ジャクソンのグループが来たりとか、映画業界の人達のたまり場になってかなりの盛況を誇っていた。
Gシェフはこうしたセレブが好むお店を作る「天賦の才」があるかと思う。


オジサンは魚屋なので正面からではなく基本裏から入って行く。
表側のハリウッド ブルーバードとは打って変わってごちゃごちゃで汚い。
車を止めていても盗まれないか不安な感じである。
スターが住んでいるのは山の手の方で、ハリウッド通りの表は華やかだが、裏側はちょっとヤバイ人や変わった人たちが多い。
どの町にも表と裏があるのです。


裏通りのアパートメントにはハリウッドでの成功を夢見て田舎から出て来ている人達が大勢住んでいる。
レストランでウエーター、ウエートレスをしながら俳優を目指しているので美男美女も多い。
不思議に日本人の若者もかなりいた。


近くに音楽の学校がありスターを目指して日本から来ているのだ。
こうした海外の留学生を入れて商売している音楽学校や英語学校は意外と多い。


オジサンも絵を描くが、芸術の世界は持ち合わせた才能が物を言う。
趣味としてやるならともかく仕事とするには「天賦の才」が無いとナカナカ難しい気がしする。
夢と目標を持って頑張っている学生もいれば、日本が嫌になってアメリカでブラブラしている学生もいる。


ひょっとしたことで福島から来た19歳の女の子とハリウッド通りで会い、話を聞くと女優を目指していると言う。
実に純朴で澄んだ瞳を輝かせて将来の夢を話してくれた。


たぶん家出同然で日本を飛び出してきたのかもしれないと思った。


ハリウッドの名前は人を酔わせる響きがあるようだが、成功するのはほんの一握りの才能を持った人たちである。


残念ながら半年ほどして偶然彼女に会ったが、ずいぶん雰囲気が変っていた。
見てからにちょっとヤバイ人達のグループと付き合っているようだった。
「眼つきが変わる」と言うが、彼女の瞳は前のモノとは違っていた。


最初の目標とは違う道を歩んでいる様に思えたが、通りすがりの魚屋のオジサンが話したからと言ってどうにもなる物でもない。


ハリウッドの名前を聞くと思い浮かぶのは、先回ブログで書いた陽気な乞食屋さんとあの福島から来た女の子の瞳である。 それとGEISHA HOUSEのGシェフかな。


実はこのGシェフは5年後、これまたひょんな繋がりでラスベガスでお店を開くのを手伝わせて頂き、いまもビジネスをさせて頂いている。
ここもセレブが良く集まる店である。


Gシェフの「天賦の才」は場所が変わっても廃れないようだ。









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