砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

初めてのER 緊急救命室

体重が10キロも痩せてしまった。

ここまで痩せると奥二重で目が小さく見える私の顔も,二重になってギロギロに見えて怖いと言われる。


原因は下痢でございます。

先週は「ドクターより家族愛」などとタワケた事を言って,誠に申し訳ない。

ドクターの言葉は神の声として聴くべきと訂正させて頂きます。


土曜日に息子が下痢止めを買って来てくれて下痢は止まったと思ったら大間違い。

日曜日の夜にロスからベガスに帰って来て、夜中に吐いてしまいました。


「下を止めれば上から出るもんだ」と至極真っ当な人体構造に感心さえしてしまいました。


早速,月曜の朝にドクターに行き,ジャスチャーなども混ぜながら今までの経過を説明。

思いがけず若い綺麗な女医さんだったので,ついつい説明に力が入ってしまいました。


「こんなに話せれば大丈夫だろう」と思われてしまったかはわかりませんが、血液検査、尿検査をして薬をもらい帰宅しました。

午前中は調子は悪く無くても,午後から悪くなる傾向があって,火曜になっても好転しないので、どうしたものかと困っていた所で女医さんから電話。


「検査の結果が良く無いので至急ERに行け!腎臓に異常な数値が出ている」と言われました。

ERといえば、あの人気テレビドラマシリーズの「ER 緊急救命室」が思い浮かびます。



朝の仕事を少しして近くのERに駆け込んで審査を受けました。


初めての経験ですが、私ら魚を扱う者どもとは違い,

命を預かっている人達ですから何か格が違います。


何たってER緊急救命室です。

幾つものコーナーがカーテンで仕切られていて、様々な患者をそれぞれのドクターが治療してます。

私みたいにタラタラ歩いている者などいません,テキパキ動いてます。



でもERの中は実に様々な音で溢れています。

ズーと喚き散らしている者、お婆ちゃんが亡くなったようで大泣きしているブラックの婦人、泣いている子供などなど。

救急車も患者さんを運んで来ます。


しかしそうした日常業務の中で楽しくおしゃべりしたり,スマイルで作業している医療関係者のメンタルの強さは凄いなと思います。


私も血液、尿、超音波検査、CTスキャンなどを駆使して問題の原因を探してくれるドクターは頼もしい限りです。



その場で検査結果を出す為に朝の7時半から昼の2時まで居ましたが腹が減って腹が減って大変でした。


気晴らしに本を持ち込んで読んでましたが,それ以外は今日の夕食は何を食べるかばかり考えていました。


CTスキャンが終わると会社の本部からボスが見舞いに来て下さっていて「元気そうじゃ無いの〜」と言われました。

また口が悪い社員は「もう今度は彼はヤバいかも知れない」とか「白血球は異常に増えて危ないかも」とか私の知らぬ所で聞いたこともない病名まで出ていたようです。



そこでボスが見舞いに来て下さったのだが、受付でラストネームを伝えて最初に案内された部屋が呼吸器付けてグッタリ横たわったお爺さんだったので「こ,これは〜‼︎ でもこんなに急に老けるかな?」とファースト ネームを見たら人違い。


だから元気そうに車椅子から手を振る私をみて,で安心されたようです。


同じ緊急救命室に同じ日本の姓を持つ患者さんがいるのにはびっくりしました。


さて検査の結果は殆どは正常値に戻っているが,腎臓が弱っているようなので注意が必要との事。


ドクターからもらった薬が効いたか,お腹の調子は戻ったので一安心かな。


「肝腎要」と言われるように腎臓は大切な要なので、日々の食とストレスに気を付けなければ。

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