砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

ホームレス セールスマン

実はオジサン達単身赴任3人組は9年のシェア生活を来月で終える事となった。


アメリカ人と韓国人、日本人がよくもまあ九年も一緒に生活出来たもんだと感慨にふける。
以前に納豆とキムチとブルーチーズを混ぜて食べるような生活と書いたが、なかなかよく染みて、程よく臭い仲になったのではないだろうか。


ラスベガス支店設立の為にそれぞれ家族を離れて生活して来たが、会社も基盤が出来たし別々に生活する良い時期と思う。


Yさんの韓国料理も、Sさんの手抜き料理も振り返れば愛でした。
Sさんの部屋の壁を突き抜けるイビキも今となっては懐かしい。


8月一杯で出る事になったが、問題は住むところがまだ見つかっていない事だ。


9月末にはアパートを借りる計画をしているが一カ月ほど住む所が無い。


LAに家があるので無駄な出費はしたく無いし。
さあ困った、このままではホームレスセールスマン、宿無し部長になる。


何人かの友人に一カ月ほど間借り出来る部屋を聞いてみたが簡単には見つからないものである。
途方にくれていたら以前にマグロをあげた友人を思い出し連絡すると、実に一生懸命探してくれた。
そして2日後に「いつでもウエルカム」と言う家庭を紹介してくれた。


ありがたや~マグロあげといてよかった!
「探してくれて有難う!心の友よ~」と感謝の電話をすると「マグロまたちょうだいネ」と言われた。


こうしてオジサンのホームレスの危機は去ったが、二晩ほどホームレスになった自分の姿が目に浮かび寝つきが悪かった。


若い頃はアメリカ西部の町々を旅して、夜は車の中で過ごし、朝と夜の洗面と歯磨きはマクドナルドのトイレという旅人生活を3年ほどしたことはある。


しかし、60歳を超えるとさすがにキツイ。
やはり、住む家があるのは有難い事である。


別れを告げるこのシェアハウスに「埴生の宿」の歌を口ずさむオジサンでした。
英語名は「Home,sweet Home」ですね。


歌詞・日本語訳(意訳)
'Mid pleasures and palaces,
Tho' we may roam;
Be it ever so humble,
There's no place like home;


宮殿での享楽もあろうが
粗末なれど 我が家にまさる所なし


A charm from the skies
Seems to follow us there,
Which, seek through the world
Is ne'er met with elsewhere.


そこでは天からの魅惑漂う
世界中探せど他に変わる所なし


Home! Home! Sweet home!
There's no place like home!
Oh! there is no place like home!


愛すべき我が家よ 我が家が一番
我が家にまさる所なし



日本の唱歌『埴生の宿』作詞:里見義
埴生の宿も わが宿
玉のよそい うらやまじ
のどかなりや 春のそら
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ たのしとも たのもしや


ふみよむ窓も わが窓
瑠璃の床も うらやまじ
きよらなりや 秋の夜半(よわ)
月はあるじ むしは友
おお わが窓よ
たのしとも たのもしや


  世界の民謡から引用

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