無言のズワイ蟹
LAに帰って来た。
入口にあるサンバラデーノマウンテンは少し雪化粧。
雨が降って来たので途中Haven Avenueで降りてコヒーブレイク。
流石5時間のドライブは疲れる。
ドクターからもエコノミー症候群にならない様に休み休みのドライブを勧められている。
今回、奥様も息子達も首を長〜くして帰りを待っている。
何故かと言うと、オジサンの車の中にはズワイ蟹があるからだ。
長く魚屋やっているがズワイ蟹1ケースは流石に持ってきた事は無かった。
(訳有りで手に入れた)
今こそ父の偉大さを知らしめる時である。
蒸すか焼くかの家族会議で、焼く事に決定。
蟹が焼ける芳ばしい匂いが立ち込めと、息子達も気になって勉強どころでは無い。
感謝の祈りをして夕食が始まるが、我先に蟹の殻を割ったり身をほじくったり何しろ忙しい。
もうこうなると家族の会話どころでは無い。
皆んな無言で蟹身を必死に殻から取り出す為に悪戦苦闘である。
無言の夕食であったが、皆腹一杯で満足げであった。
今回は超安値で買ったが定価で買えば破産するので「また持ってきて」と言う家族の声を恐れるオジサンでした。
“カニ食えば 金が無くなり 家赤字”
オジサン心の歌