砂漠の徒然草のブログ

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御柱祭の謎 2 -諏訪に眠る荒ぶる神-

諏訪大社には御柱祭をはじめ諏訪七石、御頭祭など深く縄文文化に由来するミシャクジ信仰が根底にある。



巨石や巨木にミシャクジ(精霊、神)が宿ると信じるアニミズム文化である。


この地に建御名方神のように天孫族との戦いに敗れ、逃げて来た神が祀られているのも不思議だが、もう1人中央から逃げて来た落武者が祀られている。


諏訪大社の御神山である守屋山には、物部守屋を祀る守屋神社がある。



厩戸王子(聖徳太子) 蘇我氏の仏教派連合軍と、神道派として戦い敗れた物部守屋だ。



その子孫が代々諏訪大社の神長官を継ぐ守矢氏と深く関係しているのも謎めいて面白い。


天孫族に刃向かった建御名方神、朝廷の権力闘争に敗れた物部守屋ともに、強い怨霊となった者達が祀られているのだ。


日本では古くから怨霊を恐れ、それを鎮める為に御霊(ごりょう)神社を建てて祀る風習があった。


御霊信仰(ごりょうしんこう)とは、人々を脅かすような天災や疫病の発生を、怨みを持って死んだり非業の死を遂げた人の「怨霊」のしわざと見なして畏怖し、これを鎮めて「御霊」とすることにより祟りを免れ、平穏と繁栄を実現しようとする日本の信仰のことです。

菅原道真(北野天満宮),鎌倉権五郎や千葉五郎,佐倉宗吾,山家(やんべ)清兵衛(宇和島の和霊神社)などは御霊信仰の著名な例です。

(ウィキペディアなど引用)




もしかすると諏訪大社の地にも眠る彼ら荒ぶる神(霊)を鎮める為に、精霊宿る御柱を立ているのかもしれない。


と書くと諏訪大社の氏子さん達にお叱りを受けるかもしれないが、これは武田鉄矢さんのラジオ番組「朝の三枚おろし」で随分前に聴いた話の内容である。


武田さんは戸矢学著「諏訪の神」の内容を解説していたので、異論、御意見ございましたら戸矢さんにお願いします。



さて、実はこの諏訪の大地の奥底にはもっと凄まじい荒ぶる神が潜んでいると戸矢(武田?)さんは言う。


その荒ぶる神が眠りから覚めない様に七年に一度御柱を立て結界を張り鎮めているというのだ。


その荒ぶる神とは何か⁉︎


それは「フォッサマグナ」だと言うのだ。


小松左京氏の「日本沈没」でよく知られるようになったフォッサマグナは「大きな溝」と言う意味だ。



大雑把に言えば糸魚川ー静岡構造線に沿って「大きな溝」フォッサマグナはあります。

更には日本の東西に走る断層を中央構造線と呼ぶ。



これは日本列島がユーラシアプレートと北アメリカ プレートがくっ付いて出来た所に、伊豆半島を乗っけてフィリピン海プレートがガツンと食い込んで出来ているのである。



様々な断層がひしめく日本列島に、地震が多い理由はココにある。


そしてこの糸魚川ー静岡構造線と中央構造線がクロスする所にちょうど諏訪大社があるのだ。


丁度、巨石「小袋岩」の下でクロスしているらしい。



正に断層を押さ付けるように存在する巨石である。



つまり諏訪大社の下にはフォッサマグナと言う日本を分断しかねない凄まじいパワーを持った「荒ぶる神」が眠っているのだ。


そして諏訪の男達は七年に一度、凄まじい熱意と信仰を持って諏訪湖を囲む4つの神社に四柱づつ、合計16本の御柱を立ててゆくのだ。



そう考えると御柱祭はただ単に縄文文化の名残りや、古代の御霊を鎮める為だけでは無く、日本列島の断層を繋げるクサビの様な意味を持っているのかもしれない。


縄文人がフォッサマグナの事を知っていた訳は無いが、森羅万象の精霊ミシャクジの声を聞く事が出来た縄文人には、その地下に何かとてつも無いエネルギーが潜んでいる事を感じていたのかもしれない。


僕の実家は静岡で正にこの構造線上に家がある。


したがって御柱祭には深い感謝をしている。

「地震でフォッサマグナが眠りから覚めない様に、御柱立て下さってありがとう!」

あんな危険をおかして祭りが行われるのは日本列島の為なのだ。

諏訪の皆さんありがとう!


てな訳で御柱祭を見てクレージーと言ったアメリカの社員には「控えおろう!御柱祭は日本の断層を繋ぎ止めるホッチキスの役目をしているんだぞ!」と言った。

彼は「OH Ya〜!Thank you Suwa!」と言いました。


「諏訪大社とユダヤ人の関係を何故書かない!」とおっしゃる方もいると思いますが、アメリカにいるとユダヤ人が多いので(親戚もユダヤ人)、それがさほど特別な物とは思えない。


アメリカンの社員にも「そう言う話もあるぜ」と伝えても大した反応は無かった。


まあ世界中にいたユダヤ人が日本列島に来たかもしれないが、やはり興味深いのは先祖にいたであろう縄文人かな。


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