砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

平和な食卓

砂漠の徒然草

先週末はLAに帰ってました。



空港からハイウェイ バスでLAダウンタウンのUnion Station に、そこから家まではUBER を頼みました。


UBERドライバーが「何処から来たのか?」と聞くのでラスベガスと言うと、「いやいやオリジナリティは何処だ?」と言うのでJAPANと答える。


ドライバーは「オレの国はシリアで南の方だ」と話し始める。



「そうか南シリアだと、この前の戦争で大変だっただろう」と返すと「そうだオレの家は爆撃でメチャクチャさ、アメリカがイスラエル支援して町はメチャクチャだよ」と振り向きながらセルラーを私に向けて中の写真を2枚ほど見せてくれた。



ハイウェイを走行中なので前をしっかり向いて運転して欲しいのだが、エキサイトしているようなのでヘタな事は言えません。


「御家族は皆無事なのか?」と聞くと「ベイルートに避難している」と言った。


「アメリカの後押しでイスラエル軍が町を破壊したんだ!」とため息を吐きながら言う。


テロ組織ヒズボラを攻撃したのだが、破壊された町の住民にとってはやるせない気持ちだ。


ウクライナもそうであるが戦争によって町が破壊され家を失い、家族を失った悲しみは耐えがたいものです。


励ます意味も込めて「日本も80年前、父母の若い時代にアメリカの空襲で町はガレキとなりメチャクチャになったが、絶望から立ち上がり努力して日本は復興を遂げた。レバノンもきっと復興するよ!」と伝えた。


「私の父も学徒動員でカミカゼでアメリカに特攻攻撃する前で終戦を迎えたが、息子である私はアメリカで平和に住んでいる、レバノンもきっと平和を手に出来ると思うよ」と付き加えるた。


しかし、どうもカミカゼがインパクト強かったみたいで「オー!カミカゼ!戦士はもう一度国に帰り、戦いに備えよ!」と意味不明な事を言われた。


いやいや戦争は破壊を生むだけです。


家の前で車を降りる時に「あなたの上に平和がありますように」のアラビア語「アッ=サラーム アライクム」と語りかけるとドライバーはニッコリ笑って大変喜んでくれました。


サラームはアラビア語の「平和」です。

さて家に入るとニューヨークからバケーションで来ている長男夫婦が来ていた。


ユダヤ系アメリカンである長男の嫁に、先ほどのレバノン人UBER ドライバーとの話しをすると、彼女はイスラエルに友人が多いのでイスラエル サイドの見解を述べる訳ですよ。


中東問題は歴史的問題なので実に複雑ですね。


国際問題の家庭内論争は嫌なのでヘブライ語の「平和」をあらわす「シャローム、シャローム」と言って話しを終えました。


「平和」はアラビア語はサラーム、ヘブライ語はシャローム。


似てますよね。


どちらも語源は古代メソポタミア時代にまでさかのぼり、「平和、平安」を意味するセム語族の言葉に由来するそうです。


聖書によればどちらもアブラハムの子孫ですから似ていて当然ですよね。



皆さん和解して仲良くなって欲しいものです。


ともあれ、久しぶりに来た長男夫婦の為に会社から持って来たマグロとサーモンで手巻き寿司ディナー。



宗教観、政治信条など微妙に違うのですが、食事の時ぐらいは一時の「平和」な食卓を囲む事が出来ました。

気が向いたらでOK。

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