光ある方を歩け
今日は歯医者に行った。
昔入れたクラウン(かぶせ歯)が古いという事で作り変えるそうだ。
インシュランスでカバーするというので面倒くさかったがやってもらった。
麻酔がまわるまでの間、白い壁にかけられた文字を見つめていた。
「明るい方を目指せば、誰も怪我をしない」
と言う意味であろうか?
先週久しぶりに会って話した旧知の友人との事を思い出した。
昔は夢を語り、悪を憎み、理想と希望に満ちた話を良くしたものだ。
しかし、人生60過ぎると色々とある。
彼からネガティヴとは言わずとも、昔ほど真直ぐでは無い何かささくれ立った物を感じた。
彼はオジサンみたいにいい加減な性格ではなかったので、信頼していた上司に裏切られたり、組織に失望したりして純粋な心に傷を負ってしまったのかもしれない。
心のカサブタは無理矢理取る事は出来無いので、なるべくポジティブな話をして別れた。
世の中光もあれば闇もある。
闇を探れば、何処にもあるものです。
息子の大学でもアメリカ史をラテン系の教授が教えているが、いかにアメリカが少数民族に酷いことをしてきたのかの闇の歴史を教えているそうだ。
そうした事も有るだろうが、それ以上にアメリカがもたらした光ある明るい歴史もある。
過ちを反省して、改善する力もある。
あの歯医者さんの壁に掛けられた言葉のように「明るいほうに目を向ける」姿勢が怪我を避ける事になるだろう。
彼はこのブログを見てはいないと思うが、もし見ていたらSuperfly の「The Bird without Wing」でも聞かせてあげたいものだ。
Superfly - The Bird Without Wings
「~越えられない壁なんて、神様は与えやしない~。」