砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

秋晴れの日曜日と主婦の本能

砂漠の徒然草

日曜日の朝は、我が家にとって少し特別な時間だ。

今のところ日曜日だけは、毎朝3時起きの remote work から解放される。アラームの音に追われない朝というだけで、心がすーっと軽くなるのを感じる。


ゆっくりとキッチンに立ち、朝食の準備を始める。



最近、妻は味覚障害に悩まされている。以前は飲めていた人参ジュースも受け付けなくなってしまった。

なんとか栄養をとってほしい一心で、野菜スープにいろいろな食材を入れ、バイタミックスでとろとろのポタージュ状にして飲んでもらっている。

滑らかになったファイトケミカル スープを美味しそうに口にしてくれると、それだけで「今日も頑張ろう」と思える。



ふと窓の外を見ると、久しぶりの気持ちが良い秋晴れだった。 「少し散歩がてら、ファーマーズマーケットに行ってみようか」

妻の体力をつけるためにも外へ連れ出したいのだが、ただ黙々と歩くだけではどうしてもモチベーションが上がらない。買い物がてらの散歩なら、きっと良い気分転換になるはずだ。


その道中、ふと目の前を走る車に目が留まった。……なんだか妙な装飾がしてある。



そうか、もうすぐハロウィンなのだ。季節の行事とはいえ、「ちょっと趣味がよろしくないのでは……?」と思わず苦笑いしてしまうような車だった。



街を走れば、あちこちの家々でハロウィンのデコレーションが始まっている。



個人的には「怖かわいい」くらいの飾り付けが微笑ましくて好きなのだが、中には気合いが入りすぎて本気でおどろおどろしいものも多く、見ているだけで賑やかだ。




目的地であるファーマーズマーケットに到着すると、いつも以上の賑わいを見せていた。



ハロウィンの仮装をした子供たちが楽しそうに走り回っている。どうやら何か特別なお祭りイベントをやっているようだ。





店先にずらりと並ぶみずみずしい野菜や熟した果物。その色合いや香りからも、深まりゆく秋の訪れを肌で感じる。



歩くのを少し億劫がっていた妻だったが、マーケットに足を踏み入れた瞬間、パッと表情が変わった。やはり「主婦の本能」が目覚めるのだろうか。あっちの店、こっちの店と、自分からどんどん足を動かし始める。

「これ、すごく良い色してるわ」



食材を手にとり、じっくりと確かめる妻。確かに、食べ物の目利きに関しては妻のほうが一枚も二枚も上手だ。イキイキとした表情で食材を選ぶ彼女の姿を見ていると、こちらまで胸が温かくなってくる。



日々の忙しさや病気の悩みも、この心地よい秋風がそっと吹き飛ばしてくれるかのようだ。

秋晴れの穏やかな日曜日。


二人で並んで買い物を楽しめたというだけで、それは何物にも代えがたい、豊かな一日だった。


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