砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

海産哺乳類保護法

来年から「海産哺乳類保護法」なるものがいよいよ始まるらしい。


海ガメ、クジラ、イルカなどの哺乳類を守る為に延縄漁法、巻き網漁法で取った魚はアメリカでは使えないと言う法律だ。



哺乳類を傷つける可能性のある漁法はダメなのだ。



さて困った。

日本からの鮮魚輸入を生業としているが、豊洲や福岡から仕入れる天然魚の多くが輸入規制がかかる。


養殖魚は問題無いが、美味しい天然魚は高級寿司屋には欠かせない、ある種の魚は使えなくなるだろう。


困った事だが米政府の政策なので何ともイヤハヤ。


「動物保護」となるとアメリカ人は無茶苦茶エキサイトする。


ウミガメは絶滅危惧種だけでなく、アメリカでは神さまの使いという神聖な生き物と扱われています。


クジラやイルカを食べるなぞタブ〜な事で、昔だが密かに輸入していた日本食店は見つかって閉店に追い込まれた。


クジラ保護の故にクジラが増えすぎて、彼らの食べる魚で海洋環境のバランスが崩れて来ていると聞くが、世論はクジラの味方です。


牛や豚は食べて良いけどクジラはダメと言うのは、フェアーでは無いと思うが仕方あるまい。


言語の壁以上に、食文化の壁は厚かった。


食料危機で卵も肉も値上がりしているのに、魚ぐらい少しは融通を利かせて欲しいものだ。


あゝ 日本からの天然魚輸入制限によるビジネス的影響を考えると頭が痛いなぁ〜

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