砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

耳順の年

孔子は「60にして耳順う(したがう)」と言われた。
60にして心の耳を開き、噂に惑わされる事無く、何人にも耳を傾けて真実を理解する事が出来るようになったという。
ゆえに60は耳順(じじゅん)の年と呼ばれるそうだ。
さすがは聖人だ。オジサンのような凡人が出来るものでは無い。
「40にして惑わず」から逆の人生を歩むオジサンは今もなお惑ってばかりである。


話し上手は聞き上手と言われるが、確かにカウンセリングなども色々話していると話している内に解決している事もある。どうしなければならないかは自分が一番知っているからだ。人の話に耳を傾けながら、課題を理解し解決にいざなう方法がベストだ。


エゴが強いと「人の話に耳を傾けず、自分の聞きたい事だけを聞き、言いたい事だけを言う」という会話が成立しない頑固ジジイになりやすい。年と共に肉体は衰えるが、人格はまだ磨く事が出来る。


「70にして心欲する所に従えど,矩をこえず」
70で思うがままに生きても人の道から外れない、天地自由人となる境地は理想である。
難しい境地ではあるが少しでも目標に出来たら良いかなと思う。


さて今日はお客様のお店に呼ばれて行った。セレブの奥様達に寿司教室を開いているそうでオジサンも「一言話せ」と言う事になった。

 



味噌汁1杯が$10(1000円)というから、個人的に食べに行くことは無い。
砂漠の中と言うのに滝が流れ池には錦鯉と、何処に居るのか忘れるような店である。
食材もかなりこだわりがあり、最高の物を求められる。



70歳までにはこうした店で心欲するままに食べて思うがままに時間を過ごしてみたいが、どうも金額の矩をこえる事は出来そうもない。


ヤッパリ、あと十年は頑張って働こう。

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