砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

優しい毒で殺してあげましょう。

ロサンゼルスの家のみならずラスベガスのアパートでも虫被害が出た。


蟻である。


3日ほど前から身体のあちらこちらを咬まれるので認識はしていた。



しかし、単身赴任の身としては疲れ果てた仕事の後に食事も作らねばならない。

蟻などに構っている暇は無いのである。


半分は蟻との共存を模索した。

コレが蝿やコキブリだと輪ゴム撃ちの必殺技が出るが、蟻の人海戦術は数が多くて厄介である。


だが、寝ている間に身体に登って来るので、さすがに土曜日には蟻が集まっていたゴミ箱をクリーンにし、ローラ攻撃で蟻の列を破壊した。



日曜日の朝見たらまた他の獲物を発見して行列が出来ていた。何という勤勉さ。


めげる


教会の日曜礼拝に参加していると、アパート シェアしているステーブからテキストが来た。


どうやら蟻はステーブの部屋まで侵入したようだ。


ステーブのフードに手を出したのでは、彼らの命は保障出来ない。


彼は大量破壊兵器スプレーを買うつもりだ。


教会の友人に聞いたらベイキング パウダー(重曹)が良いらしい。

重曹を巣に持ち返って食べると蟻は窒息死してしまうそうだ。


よし、私の部屋の蟻には、蟻が欲しがる蜂蜜を混ぜた重曹団子を作ってあげるとしよう。


礼拝中、牧師さんの話を聞きながら、蟻を優しく殺す事を考える不謹慎な私であった。


鬼滅の刃の蟲柱 胡蝶しのぶの決めセリフ「優しい毒で殺してあげましょう!」が頭によぎる。


蟻の健気に働く姿を見ていると共感する物もあるので、せめて優しく対処したい。

(蟻にとっては迷惑な話でしょうが)



蟻の行列の入り口に酢をかけるのも効果があるそうですが、部屋の中が酢の匂いで一杯になりそうで、コレは頂けません。


殺虫剤スプレーを使いたく無いのも臭いが嫌いだからだ。


いよいよ部屋に帰って「ハチミツ入り重曹毒団子」を作ろうとしたら、蟻が消えていた。


ステーブに聞いたら「あ〜お前の部屋の蟻もターミネートしといたぞ!」と答えた。


あっそう!Thank you !


チョット重曹の効果を見れなかったのが残念だ。


成仏してくれよな。

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