砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

次男の誕生日

Memorial Day の休日をロスアンジェルスで家族と共に過ごして来た。


今回は次男の25歳の誕生日のお祝いでもある。

家に帰るのは3週間ぶりであろうか。


ワクチン接種の広まりに連れて、ロスのお店も大分オープンして来ました。


日頃質素な生活をしているので、ここで父親の存在価値を示さなければなりません。


「せっかく4人揃ったから、breakfastに行こうか?」と誘う。


息子達の心を掴むには飯だ!


PasadenaのUrth Cafeに家族で来るのは2年ぶりだろうか。

それぞれ忙しく連休でもない限り、4人揃って出かける事は暫く無かった。





長い列が出来ていた。


人気店なので覚悟はしていたが、皆な解放感を味わいたいんだろう。


一年を超えるコロナ禍の閉塞感に限界を感じている。


可愛いマルチーズを抱いて朝食を取る者もいる。

このエリアは犬連れの客が多い。



「コロナ終わりました感」に度惑いも有るが、ラスベガスなんかは6/1からホテルカジノもお店も100%オープンだ。


息子達に好きな物をオーダーさせ、食事が来るまでのゆったりした時間が重要である。


長男は会社でどんな仕事をしたかや、色々と詰め込んだ知識を披露し、次男は大学の教授や学生達のアホなやり取りを面白ろ可笑しく披露する。


「お父さんXXXって知ってるでしょう? OOO って人がこう言ったんだよね」と余り私が詳しく無い分野の話しが出てくる。


これだから理工系の息子達の話しは困る。


「き、聞いた事有るけど、チョット忘れちゃたな〜」と一定の自尊心を維持しながら朝食が運ばれて来るのを待つ。


高校で理数科系授業は寝ていたオジサンとしては厳しい物がある。


前に長男がスペースXに提出した計算式を見せて貰ったが、クラクラと頭が痛くなって来た。


奥さんは既に話の輪から外れ、メニューや周りの客の連れている犬などに目がいっている。


まあ、久しぶりに会った父親に自分の価値を認めてもらいたいんだろう。


人間、何歳になっても価値を認めたり、褒めてもらいたい生き物である。


最後は「凄いなぁ〜、良く知っているな〜」で切り抜けた所で食事が運ばれて来た。



食事が出て来れば、理性の欠片も感じる事も出来ないスピードで食べまくる。


まあ単身赴任12年で殆ど家に居なかったが、何とか成長してくれた息子達を見ると神様と奥様に感謝である。


奥様は「これブランチだよね?もうランチ要らないよね⁉︎ 節約しないとね」と繰り返していた。


夕食はボスから頂いたマグロを手巻き寿司で食べ、誕生日ディナーとした。




飯を食わせて褒めてあげれば、まあ何とか父の存在価値は維持されるであろう。



もうすぐ「父の日」だしね。

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