魚に追われる日々
オジサンは魚に追われる日々を送っている。
日本鮮魚は週に2回築地からと週3回福岡からベガスに直輸入している。
大体は予約を取って販売しているで無駄は出ないが、注文通りだけの魚屋では面白く無いのか、毎日のように売り込みのメールが来る。
LINEなどと言うケシカラン アプリがある為容赦なく写真入りでオススメ鮮魚が来るのだ。
オススメと言われると買ってしまうオジサンの弱点を知り尽くした攻撃である。
おだてられると木に登るタイプなのである。
しかし高級魚は売り残しやドタキャンがあると泣き寝入りになる。
今日は高級魚釣りキンキのオススメが来た。市場から出荷直前の売り込み攻撃である。
ウ~ キンキを使うお店は限られている~ 。
断ろうかとも思ったが、こちらもお店に売り込みを始める。
高級魚なので普段はお店にいらしゃらないオーナーに掛け合うしかない。
LINEで転送して、ナントか買って頂いた。
キンキ、地金目鯛などの赤物系は中国、台湾を始め東南アジアでも高値で取引されるのでべらぼうに値上げされている。チャイニーズ ニューイヤー(旧正月)前なのでしょうがない。
国が離れていてもLINEのおかげで何でも情報交換出来るのは有難いが、仕事が増えたのも事実。
まさに魚に追いかけられている様な日々である。夢でうなされることもある。
「金目鯛が売れない。残ってしまう~大損だ~」とかいう夢だ。
売り込み攻撃は留まることなく続く。
しかし、オススメされた目鯛(築地)はイマイチだったのでLINEで画像を送ってクレジットを請求した。イマイチめでたいとは言え無かった。
せっかくベガスまで送られてきて誰も食べてくれないんじゃ可哀そうである。
オジサンが家に持って帰って焼いて食べる事にした。晩飯のおかずだ。
メデタシ,めでたし‼