砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

風呂に入りながら思った。

ある程度腰は治ってきたので、エプソムソルト風呂のラベンダーの香りに浸かりながら、週末見たドラマ「陸王」の余韻に浸った。


え、今頃と思われるだろうが、年末年始は忙しかったのでこの週末で纏め見したのだ。
週末は腰が痛かったので他にすることも無かったし。


オジサンは基本ドラマは殆ど見ないが池井戸潤さん原作のドラマは幾つか見ている。
「半沢直樹」も面白かったが、「ルーズベルトゲーム」や「下町ロケット」のような中小企業を題材にされると感情移入してしまう。「陸王」も同じだ。
要は「感動するドラマ」が好きなのだ。


奥様は「世にも奇妙な物語」とか「サスペンス物」「お笑い」が好きなのだが、
オジサンの周りは奇妙な物語(人)ばかりだし、サスペンスでハラハラする必要が無いほど日々の生活でハラハラドキドキしている。
お笑いもコケにされる事が多いオジサンとしては、人をコケにして笑いを取るのは嫌いである。恋愛ドラマを見るには既に枯れているのでダメだ。


どうせ見るなら、オジサンの会社も中小企業なので、汗と涙を流し苦難を乗り越えて勝利してゆくドラマが良い。「オイラも頑張ろう!」思えるではないか。


実は5年前、オジサンは以前勤めていた業界大手の会社の方針に納得できず、辞表を叩きつけて辞めてしまった。(E-MAILで送ったので叩きつけてはいなかったかな)


待遇も給料も良かったが、自分の信義を曲げてまで働こうと思わなかった。
そして、同じ志を持った人達と今の会社を立ち上げて来たのだが、新たに会社を興すことは簡単なことでは無い。
一つ乗り越えれば次の試練、一つ解決すれば次の試練と容赦なく問題はやってくる。
今はある程度の基盤も出来たが、どんなことが起こるか分からないのがビジネスの世界だ。
「陸王」に出てくる「挑戦しなければ勝ちもなく負けも無い」
「諦めずに挑み続ければ、必ず道は開ける」「しぶとく、諦めない」と言ったフレーズは、オジサン達が会社の基盤を作る為、必死で働いてきた時の事を思い起こさせる。


前の会社の仕事に比べれば苦労も多いが、やめた事に後悔は無い。
奥様は息子達が進路で迷うと「後から後悔する生き方だけはするな」と一言だけ言う。
55歳時の決断だったのでオジサンも迷いはしたが後悔しないため決めた。
まあ、それなりに成功したから良かったが、ハラハラドキドキの連続であった。
(だからサスペンスは見る必要が無い)


もう今は60なので、あまり挑戦すると命を縮めるし腰も痛くなるのでホドホドにしようと思うが、やはり「挑戦しない所には成長は無いし、感動も無く面白くも無い」と思う。
そんな事を思わせてくれた「陸王」でした。


ラベンダーの香りが良かったからかな。

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