砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

英語の発音は難しい。

今日はサンフランシスコから我が社のITの責任者のO君が来てくれた。
魚屋と言えどもIT化されている部分は増えてきているのだ。
コンピューターシステムの不具合の調整して頂いたわけだが、その件でシステムの会社との会話が英語の発音問題で通じない。
相手はインド人のようだ。「ゼロ、ゼロ 3.2.1.0のゼロだ」と力を込めて話せば話すほど分からないとインド人の彼女は言う。
確かゼロの概念は昔々インドから生まれたと思ったが、なぜか通じない。
行を煮やして他の担当に代わってもらって何とか通じたようだ。


IT関係では時差がアメリカと逆に近いインドで夜や早朝は対応するのが多いそうだ、24時間体制になるからだ。


アメリカ人は色々な発音の英語を寛容に理解してくれるが、確かに日本人とインド人の英語での会話はアクセントに癖があってお互いに理解できない。
オジサンもフランス人訛りの英語がさっぱりわからなかった。


オジサンの英語もひどいもんでジャパニーズ イングリッシュだからジャングイシュだ。
だがコリアン イングリッシュのコングイシュとは割と理解しやすい。


ロスアンゼルスやラスベガスのような町では多人種が混じり合って住んでいるので、いろんな訛りの英語を聞く事になる。微妙にアクセントが違うのだ。
日本人はRとLの違い、W,V,Fの発音が難しいと言われる。
オジサンはWORLDやWATERなどは未だアメリカ人に理解してもらえていない。


33年前にアメリカに来て教会のボランティア活動で色んな国の若者と車でアメリカを回った事がある。
オジサンと韓国人のキム、フランス人のマテーネ、フィンランドのリサとテキサスのBARGER KING(バーガーキングは日本にもありますよね)にランチに行った時の事である。
キムがフォークが必要で「Please give me a Fork」と店員に聞いたのだが、韓国訛りのアクセントだとFがPに近い発音になる。だからフォークがポークに聞こえたのか「すみませんポークはありません、ビーフかチキンならあります」と定員に言われた。
実際、韓国訛りだとCOFFEEがコピーと聞こえる。


そこでフィンランドのリサが「キム、あんたの発音がダメだ!私がフォークをもらってきてあげる」と息巻いて店員に話すとコークが出て来た。フィンランド訛りの発音だとFがKに近くなるのだ。


しょうがないからオジサンがジャングイシュで「Fork!」と力んで頼むと二人の店員は困った顔をしていたが、何かひらめいたのかキッズ用のランチボックスを出してきた。
アメリカのアニメ(少しマイナー)のSilverHawkの絵が入ったランチボックスだ。


日本訛りのアクセントはFがHに近くなるのでフォークがホークに聞こえたようだ。
日本ではCOFFEEがコフィーではなくコヒーになってしまっている。
せっかく出してくれたのだからオジサンはそのキッズ用ランチボックスをもらいコークも引き取った。


フランス人のマテーネは横で笑いながら見ていたが、彼女がフォークを頼んでまともに出て来たかは疑問である。
チャールズのドイツ語読みがカールでフランス読みはシャルルになるのだからフランス訛りも分かったもんじゃない。


ある日本のオッサンがアメリカ人とゴルフをやっていた時、太ったオバサンを見て「She is fat」と言おうとしたが「ファット」が「ホット」に聞こえたそうで、周りのアメリカ人がビックリして止めたという。
「She is hot」はスラングで「あの子セクシーでイイゼ!」と言う意味になるそうだ。
どちらも失礼な言葉であるが。


他国の言葉を学ぶのは難しいものである。
オジサンの子供たちはアメリカ人なので親の変な英語をよく理解しているが、下手に変な英語で話されるより、正しい日本語で話した方が分かりやすいようである。
奥様の友人には東北訛りで英語を話す達人もいる。夫はアメリカ人なのだが、長くアメリカに居ても東北弁がのこっているのだ。
ともあれ還暦を前にオジサンはもう少し英語を勉強しなきゃならないなあ~
息子の嫁さんにアメリカ人が来ると「何言ってるか分からん⁉」と怒られてもイヤダシ。

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