砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

振り返れば感謝

今日は今年最後の仕事日である。日、月と連休になる為普段の3倍忙しかった。


ヘトヘトになりながら会社の近くでサークルの合宿で来ていた次男君をピックアップしてロスに向けてドライブだ。
ハイウエー15は登り車線も下り車線も渋滞、約7時間かかった。


運転中、次男君とカーステを聴きながらベートーベンの交響曲第五番の話しになった。
ジャ ジャ ジャ ジャーンで知られる、いわゆる「運命」である。


ベートーベンの弟子のアントン シントラーが「冒頭の4つの音は何を示すのか?」の質問に「このようにして運命は扉をたたく」と答えたという。


子供の頃、誰かに(兄様だったかな)「借金取りがドッ ド ド ドーンとドアを叩いた時にひらめいた」とまことしやかに聞いたことがあった。多分ガザネタである。


「暗から明へ」とドラマテックな展開に魅了される。


第一楽章でのしかかる様な運命に翻弄され
第二楽章で運命を受け入れ、心を保ち
第三楽章の運命を乗り越えようとする努力の歩み
そして第四楽章の運命を乗り越え、それに打ち勝ち、勝利と賛美に解放される魂


とカーステレオで音楽を聴きながら、きわめて勝手な自己流解釈を息子に語った。


オジサンは特にこの第四楽章に苦しかった時、ずいぶん勇気づけられた時がある。


「人生楽なことばかりじゃないよ。困難な運命に遭遇した時、それから逃げるか、立ち向かい乗り越えるかで人の真価が決まる」


なんてカッコイイ事言っちゃたりして、夕日に照らされながらオヤジは熱弁をふるった。
はたして、次男君が理解したかどうかは疑問だが....。



家に着いたのは7時半をまわっていた。


家族で食事をしてシャワーを浴びたら。息子達がマッサージをしてくれると言う。
良い息子たちである。
(オジサンのあと奥様も少しマッサージして欲しいとねだっていた)


15分ぐらいではあったが今年一年の疲れを癒してくれるのには十分だった。


振り返って見れば感謝の一日でした。

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