オヤジの存在感
外出禁止令で、この狭い家に家族4人がいなければならないのはつらいものである。
何時終息するか分からないコロナ戒厳令下の閉塞感。
普段は家に居ないのに、こうした時にはいるオヤジはウザイと思われがちである。
奥様が「アナタ!子供達のトイレが物凄い事になっているから何とかしてよ!」と言う。
恐るおそる見てみると、まるで公園の公衆トイレよりひどい。
トイレのボールの中が黒ずんでいる。
何ヶ月も掃除してない様だ。
「トイレの乱れは心の乱れだ!オレも手伝うから掃除しよう!」と言う事で2人の息子とトイレ掃除をする事になった。
それぞれの役割を決めたが、なぜかトイレ ボールの黒ずみ処理はオジサンの役割となった。
1時間余りの格闘の末に見違える様にピカピカになった。
汚い物が無くなるのはストレス解消になる。
夕食は自慢のビーフ シチューを作り父の偉大さを知らしめた。
あ〜存在感を維持する空しい闘いは続く......。