砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

歯医者に行きました。

今日は歯医者に行った。
半年に1回クリーナップをする為だ。今回、珍しくドクターから「良く歯を磨いている」と褒められた。
褒められることが少ないので、些細な事でも嬉しい。


オジサンは歯が弱い。今まで歯医者に費やした金額を合わせれば高級車を買えるかもしれない。
治療してない歯はほとんど無いのだ。


静岡の実家の隣が歯医者さんで昔は良く遊びに行ったが、なぜか全く歯のケアーはしなかった。
子供の頃歯磨きをしっかりした思えが無いので、随分虫歯に苦しめられた。
最近は定期的にクリーニングをして歯垢を取ってもらうのだが、歯磨きをしているつもりでも意外と歯垢はついているのに驚く。


鳥に歯を掃除してもらうカバの様に、綺麗なお姉さんに歯垢を取ってもらった。



お昼時だったからか、一所懸命クリーニングしてくれているアメリカンのお姉さんのお腹がグウグウ鳴るのが気になった。
健康で若い証拠である。
流石に少しは気にしたのか、色々と話かけてくる。
静かすぎると腹の虫が鳴る音だけが響くからだ。
と言ってもオジサンは口を開けたままなので話せる訳が無い、ただ一方的に聞くばかりだ。
その内にドクターに代わったと思ったら「私、乳がんで1年程お休みを頂いていたんです」と話し出す。
突然の事で、こちらが患者なのに何か申し訳なくなった。


60歳を超えると、残っている歯を大切にしようと言う思いが強くなる。
60年も一緒に生きてきた大切なパーツだ。
抜いてしまった歯も多いが、これ以上減らすと大変だ。


実は先週、久し振りに会ったシアトルの友人を見てビックリした。
同い年だと思ったが、歯が殆ど無いのである。
目視出来るのは下の前歯1本のみだ。
「それじゃ 食べるのに不便でしょう」と尋ねたら「歯茎で肉だって食べれます」との事だった。強者である。


確かに若い内に歯を無くしていると、歯茎が強くなって歯の役割をしてくれるらしい。
歯茎が進化するのだ。ダーウインもビックリだ。


実は他界したオジサンの父がそうだった。
長男、次男を若くして無くした祖父母は三男の父を随分可愛がり、金平糖など甘い物を買い与えていたらしい。
どうも歯のケアーはしなかったので30代総入れ歯となってしまった。


しかし、若い内に歯が無いと歯茎が強く、硬いおかき煎餅を歯茎でバリバリ食べていた父の姿を思い出す。


オジサンがドクターから歯磨きを褒められた原因は、電動歯ブラシに代えたからだと思う。
奥さんは歯磨き上手なのだが、オジサンは下手とよく注意される。


性格も影響しているので電動歯ブラシに変えて3年になるが、マッサージ効果もあるので歯槽膿漏の予防にもなるらしい。


帰り際にドクターが言うには「義歯(クラウン)が多いので、固い物は気お付けて噛んでください。ちょうど冷蔵庫のドアと同じで乱暴に扱うと壊れやすいので」との事。


父の歯茎に負けたかもしれない。

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