砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

残酷な世界で美しく生きるために。

何故か忙しい日々である。


大きなイベントが続いた年末年始よりも、何のイベントが無い今週の方が忙しかった。


商品がショートすると、仕入れと営業を担当する私としてはガックリします。


そんな事も日々の心労になるのかもしれません。


さて今日は鍼の先生に治療をしてもらいました。

この先生は身体に有る痼(しこり)を触診で見つけて、それを解してゆく治療をされます。



胸のしこりは心労とか考え過ぎなどのストレスが原因で睡眠障害を引き起こし。

お腹のしこりは前立腺、膀胱、腎臓の障害の原因になっていると言う事です。


いや〜そのツボをつままれると痛いのなんのって。


自分でしこりをほぐす方法も教えてもらったので、何とか健康体を回復したいものです。


先生が「素晴らしい体ですね〜」「理想的なお腹です〜」と褒められてチョット嬉しく思ったが、「写真撮らせてもらって良いですか?」と聞いて来た。


要するに鍼灸治療を生徒に教えるのに分かり易い体の標本との事でした。

これぞぬか喜びですが、医療の発展の為に役に立つならオッケーです。


奥さんに「胸のしこりの原因が日々の心労なんだって」と電話で話すと、ホ〜と返ってくる。



話は昨日奥さんが友人と見に行った映画「PERFCT DAYS」の話しになる。


電話越しにあらすじや役者の名演を説明してくれる。


YouTube を見ると「残酷な世界の中で美しく生き抜くために目線を上げる映画」とのメッセージがあった。

デイリールーティンの中で生きる男の姿を描いた映画だそうだ。



確かに表面的には平和な世界でも、裏側には残酷さと不安不満が入り混じる世界ですね。


一言で言ったらシスター渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」のようなメッセージと奥さんが言う。


21万部が売れているこの本は「置かれたところ」に不平不満を抱える“環境の奴隷”になるのではなく、“環境の主人”になり自分の花を咲かせるには、自分が変わらなければならない事を教えてくれる。


かつて外国宣教師から手渡された英語の詩の一行「Bloom where God has planted you」(神が植えたところで咲きなさい)からの題名だそうだ。



「雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時は無理に咲かなくともいい。

その代わりに、根を下に下に下ろして根を張るのです。

次に咲く花が、より大きく美しいものとなる為に..,,」

と名言が綴られている名著です。


奥さんがこの映画を観ながらこの本を思い出したと言うなら、私も観ない訳にはいきません。


幸いラスベガスでも会社の近くの映画館で上映していると言うので、明日土曜日に見に行くことにしました。


レイター(遅れた)バレンタイン デー

ウィークエンドはロサンゼルスでした。


バレンタインデーに帰れなかったので金曜日に飛行機で帰った。

空港を飛び立つと珍しくラスベガスの真上を通過したので、思わずパシャリ。


来週の初めから天候が崩れるが、春を思わせるような暖かさだった。

ロサンゼルスの前の山脈上空辺りで奥さんのプレゼントを会社に忘れた事に気付く。



ヤバイヤバイ。


家に着く前に薔薇の花でも買って行こうと思ったが、切花は好きでは無かったのを思い出して、可愛いフラワーポットを一つ買う。



これだけでは満足しないのは分かっている。

しかし大丈夫!

今回はボスに頼んでバレンタインデースペシャルでマグロを安く分けてもらったのだ。



手巻き寿司の予定でしたが、握りも食べたいと言うので、少し型は悪いですが無骨ながら愛情込めて握りました。



レイター(遅れた)バレンタイン寿司パーティで今年も乗り切りました。



忘れたピスタチオは会社で私が食べようと思います。



フラワーポットは我が家の玄関を飾ってマス。

中高年のバレンタインデーは甘くは無い。

日本に一日遅れて今日はバレンタイン デー。




日本と逆で、アメリカは男性が女性に愛を伝える日だ。


マーケットに行ったら、おっさん達が花束を抱えながらレジに並んでいた。


奥さんや恋人に怒られ無いように、アタフタしている姿が微笑ましい。


チョコレート会社の陰謀でチョコレートをプレゼントしなければいけないと洗脳された日本と違い、アメリカは花、特にバラの花が人気がある。





糖尿病予備軍の私ら夫婦はチョコレートなどの糖分をもらっても、毒を盛られるようなものである。

中高年のバレンタイン デーは甘くは無いのだ。


そんな事を思いながら出勤したら、オフィスの女子が私ら寂しいオジサン達にチョコレートやチップスのプレゼントを用意してくれていた。




気の利いた事にSuger Free のチョコや糖分ゼロのチップスに泣けますね〜。



こうした心遣いが嬉しいね〜。



今週は金曜日にロサンゼルスに帰るので、奥さんへのプレゼントを探した。


結局いつもながらのピスタチオ。


最近では塩味以外にニンニク風味、レモン風味に玉ねぎ風味もある。



さすがにバレンタインにニンニク風味は無いだろうから、さっぱり塩味のきいたピスタチオにした。


あと.友達の娘さんが売っていたローションキャンドルなる奇怪な物も買いました。


お金を掛けず節約の心得も中高年のプレゼントには重要なアスペクトである。



さあ、このプレゼントが吉と出るか凶と出るかは金曜日まで分かりません。