砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

めんどくさいオジサン

「人生で楽しかった事は何ですか?」と嫌がられながらも同僚に聞いてみた。
「生まれて来た事」とシラ~と答えたYさんは話すことの75%は嘘なので参考にならない。
「そうですね~宝くじに当たったら楽しいででしょうね~」とS君が隣で言うと、その横で師匠と呼ばれるK部長(72歳)が「宝くじなんか当たらねえよ!当たるのはバチぐらいだ! コンニャロ~」とおしゃる。やはり皆さんコノ質問には戸惑うようだ。


思うにオジサン達の世代はスポコンマンガの世代だ。
「巨人の星」「明日のジョー」などの漫画を見て育ってきたので、楽しさを求めるより、根性でチャレンジする世界が好きだ。
息子達にも「楽な道より、チャレンジして成長する道を選べ」と星一徹になって言っている。



楽しいか楽しくないかより(美的実存)、良いか悪いか(倫理的実存)の方が重要だ。
だから宿題として「楽しかった事」をノートに書くより「良かった事」を書くことを明日会う学生センセイに提案してみよう。
「一日で良かった事」は案外数えやすいし、それを夜、奥様と話すことは多い。
離れて暮らしているので1日2回は電話で、その日にあった面白い事、息子達や友人の事、良かったこと悪かった事をダラダラと話している。


「僕たちは楽しい事は、あまり多くは無かったかもしれないけど、良い事や、良い方向を探しながら生きて来たから、それもいいんじゃない」と言ったら「まあ、そうね~」と同意してくれた。
しかし、そのあとキルケゴールの「実存の3段階」を入れながら話していたら、クドく感じたのか「めんどくさい人だね~」と言われてしまった。


変なことでこだわる「めんどくさいオジサン」であった。
”オレのはなしをきけ~”

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