砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

SIN CITY のマリファナ ビジネス。

今週は忙しかった。


ラスベガスは通常11月からクリスマスまで、暇な時期である。
最近は感謝祭の前からクリスマスツリーなどのデコレーションが始まり、すでにクリスマス ソングが聞こえて来る。
この時期はHolly Seasonと呼ばれるので、Sin city(罪の町)のベガスには人が来なくなり暇なはずであった。




しかし何故か忙しかったのである。


確かに一万人規模のコンベンションが3つ程あったが、1か月前にあった16万人のコンベンションでは完璧に外れたので油断していた。


魚屋であるオジサンの仕事が忙しい時とは、各ホテルの高級日本食レストランに羽振りの良いお客さんが来て、寿司などの日本食材をガンガン食べてくれた時だ。


今週は特に長崎産ハマチが飛ぶように売れた。
週で1500キロほど売れたと思う。
ちょうど長崎のハマチの生産者である社長さんがテレビ局の人を連れて来社していたので、その売れゆきを大そう喜んで下さった。


忙しい原因を探した。
その1つはマリファナ ビジネスのコンベンションが有ったからだと思う。


マリファナ(大麻)はネバダ州でも解禁されてしまったので、タバコ屋と同じ感覚でマリファナ ショップが街にある。
オジサンは酒もタバコもやらないので、もちろん薬物にも手は出さない。
しかし、最近はスイーツ マリファナなる物もあり、チョコレートやキャンディー、クッキーの中に入っているのでタチが悪い。
子供が間違えて食べたり、ペットの犬が誤食して病院に担ぎ込まれる話しもよく聞く。


「薬物は薬物」なのでやめた方が良いと思うが、容認し使用を許可する州は増えている事も事実だ。
ネバダ州も許可したので、今回大々的に1万人レベルのコンベンションを開いた。
参加するのはマリファナ ビジネスにたずさわる人達だ。


さすがは罪の町(Sin City)である。


いくらタバコより健康被害が無いと言っても、ラリって運転されたり仕事されたら困る。
現実逃避のクスリであるなら残念だ。


アメリカのキリスト教精神の欠落の結果であろうか。
信仰と愛に酔い、精神的な悟りと人格的成長の感動に酔う事も無く、肉体的な快感で誤魔化しても後が虚しいとオジサンは思うのだが。


この新興ビジネスは、かなり羽振りが良いらしく、高級レストランでガンガン金を使ってくれたようだ。
オジサンとしては複雑な思いである。
銃のコンベンションもよくベガスで行われるが、もっと未来志向で健全なコンベンションで賑わって欲しいものだ。


おかしなものでマリファナが許可されていても、使用は家の中でのみで外で吸ってはいけない。
ホテルなどの従業員は薬物検査が引っかかると就職出来ない。
最近は尿検査だと他人の物を使う場合があるので、頭髪で調べるそうだ。


何でもOK では無いことが、まだ救いかな。


そういえば常習者の知人は、最近髪を剃ってボウズにしていた。
日本から来られる方は、手を出してはいけませんよ。
チョコレート マリファナは捜査犬が一発で見つけるそうですから空港で捕まります。


今週は何となくマリファナ臭いベカスでした。

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