ユダヤ人と日本食
先日ネットニュースを見ていたら青森県の新郷村(旧戸来村)で行われたキリスト祭の記事が目に入った。
なぜかここに「キリストの墓」があり、この墓の周りに円を描いて「ナニャドヤラ」の盆踊りを歌い踊る。
地元の年寄りでも意味は分からないそうだが、古代ヘブライ語(ユダヤ語)に照らし合わせると進軍歌になるそうで、
ナーニャード・ヤラヨウ(御前に聖名をほめ讃えん)、ナーナャード・ナアサアレ・ダハアデ・サーエ(御前に毛人を討伐して)、ナーニャード・ヤラヨ(御前に聖名をほめ讃えん)と言う意味になるそうだ。
日本の祭りにある意味不明の言葉も古代イスラエル語に照らし合わせると意味があると聞いたことがある。
(日本語) (ヘブライ語)
ヤッホー! =ヤッホー!(神様)
ヨイショ! =ヨイショ(神が助けてくださる)
ワッショイ! =ワッショイ(神が来た)
などがある。
オジサンとしては現実世界にさほど関係ないのでどうでもよい事だが、
ラスベガスの家の隣に住んでいるのがユダヤ人家庭なので機会があれば話の種に聞いてみよう。
1年前まではパーテー好きなユダヤ人家庭が住んでいて夜遅くまで騒いでいたが、今はその友達家庭が代わって住んでいるようである。
今度のユダヤ人家庭は打って変わって信仰的で正統派ユダヤのカルチャーを守っているようだ。夜も静かで助かっている。
買って来る食品をチラッと見たが全てコーシャ商品である。
このコーシャマークはユダヤ教戒律に適合したものである事を示してます。
先回オジサンはハリウッド方面でビジネスしていたと話したが、正確に言うと隣のビバリーヒルズからメルローズ、サンタモニカまでのウエスト ロサンジェルス が担当だった。
この辺はユダヤ人が多く住んでいるが、彼らは大の寿司好きである。
一度ユダヤ人の友達にコーシャの食品店に連れて行かれた事がある。
そこでユダヤ人のデリカテッセン(西洋風総菜)を食べさせてもらったのだが、なんか懐かしい味がした。
味付けが甘酢なので、なんかお寿司の味に似ているのだ。
色んな土地を移動しなければならない民族の歴史故か、酢漬け食品がソールフードになったのかもしれない。
それゆえにか、ユダヤ人は日本の寿司が大好きだ。
ビバリーヒルズにはユダヤ人オーナーの寿司屋もあるぐらいで、これがまためんどくさい。
ユダヤ教ではヒレと鱗のあるものは食べてもよいが、エビやカニなどの甲殻類・貝類・タコ・イカなどは食べられ無いことになる。
また、鱗が目立たないウナギも食べられないとされている。
(実際は世俗化した人も多いのでガンガン食べている)
ユダヤ人のパーテーがあって冷凍のサクマグロを使う事になったのだか、当然ウロコも皮も取ってある。
マグロは皮もウロコも付いている魚なのでオーケーかと思ったら、ラビ(ユダヤ教の先生)がサクにも皮(ウロコ)が無いと使ってはダメだと言うのだ。
元のマグロの写真を見せて何度か説明しても納得してもらえない。
しょうがないから冷凍のサクに生の皮を付けて出したらやっとオーケーしてもらえた。
(これで本当にいいのかい~と思った)
なかにはマグロの皮に混じってサーモンの皮を付けたりしたが、皮(ウロコ)が付いていれば何でもオーケーなのである。
キッコーマンの醤油などにも、しっかりコーシャマークがある。
この方面の日本食ビジネスはユダヤ人で持っていると言っても良いぐらいなので、
ヨム・キプルなどのユダヤ教の断食の期間は寿司屋は店を閉めた方が良いと思うほど暇になる
だからオジサンにとってはキリスト祭りのハヤシ言葉と古代ヘブライ語の関係より、ユダヤ人と寿司の関係の方が仕事上重要なアジンダとなっているのだ。
今度、隣のユダヤ人家庭に「お前たちは寿司は好きか?」と聴いてみようと思う。