砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

エピジェネティクス

オジサンの体調管理の相談に乗ってくれている羽生君(仮名;東洋医学生)との会話で「最近ブログを書いてるんだよね。」
「そうですか、どんなこと書いてるんですか?」
「日記ブログだから色々だけど最近はDNAネタが多いかな。」
「DNAですか~エピジェネティクスって知ってますか?」
という話になったので、今日はエピジェネティクス(後成遺伝学)についてブログしよう。
理科系は苦手なのでAFPBB newsの記事をそのまま使わさせていた出来ました。


雄の子孫に危険を「警告」する遺伝メカニズム、マウスで発見
特定の匂いを恐れるように訓練された雄の実験用マウスは、精子内のあるメカニズムを介して、その匂いに関連して受けた衝撃を後に生まれる雄の子孫に伝えることができるとする研究論文が、英科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscien)に掲載された。
        ≪  中略  ≫


■子孫は少量の匂いでも感知


 ディアス氏と論文共著者のケリー・レスラー(Kerry Ressler)氏のチームは、マウスの足に電気ショックを与えることで、サクラの花に似た匂いを恐れるように訓練し、その後、このマウスの子孫が同じ匂いを嗅がされた時にどの程度おびえた反応を示すかを調べた。


 子孫のマウスたちは、元のマウスの訓練時にはまだ母親マウスの胎内にもおらず、また今回の実験前に同じ匂いを嗅いだ経験は一度もなかった。しかし、レスラー氏はAFPの取材に対し、訓練を受けたマウスの子孫は「はるかに少量の匂いでも感知して反応することができた。これは子孫が(その匂いへの)感受性が高くなっていることを示唆している」と語った。


 子孫マウスは、訓練を受けていないマウスの子孫に比べ、サクラの花の匂いに対して約2倍強い反応を示した。一方で、別の匂いには同様の反応を示さなかった。


 次に訓練を受けたマウスの精子から子孫に受け継がれた遺伝子「M71」を調べた。「M71」は鼻の中でサクラの花の匂いに特に反応する嗅覚受容体の機能を制御する遺伝子だが、子孫マウスの「M71」においてDNAの塩基配列には何も変化はなかった。ただし、この遺伝子には後成遺伝的な痕跡があった。ディアス氏によれば、この痕跡が遺伝子の振る舞いを変化させ、子孫の代になって「さらに発現する」原因となる可能性があるという。


        ≪   中略    ≫


 脳内での同様の変化は、サクラの花の匂いを恐れる父親の精子を用い、人工授精で受胎した子孫でも観察された。また子孫マウスの精子中でも、遺伝子発現に変化がみられた。


 レスラー氏は「このような情報継承は、子孫たちが将来の環境で遭遇する可能性が高い特定の環境特性の重要性について、親が子孫に『知らせる』ための有効な手段の一つと思われる」と述べた。(c)AFP/Mariette LE ROUX
http://www.afpbb.com/articles/-/3004325
すなわち、遺伝子と言うと先天的な物と思いがちだが、その人の行動・習慣・経験などによる後天的な遺伝があり、自分の「生きてきた経験」「過ごした環境」「個人が学んだもの」などの情報を遺伝子を通して子孫に代々伝えると言う事だ。


これって、ちょっと衝撃的ですよね。
親の生活環境が乱れていると、子供にもその乱れた遺伝子情報が残ると言う事だ。
反対に親が真面目に生き、善き生活環境を作れば、子孫に善き遺伝子情報として残されて、彼らも善き生活環境を作れる可能性を高める事が出来るわけだ。
私たちの健全な生き方が、子孫の繁栄と発展に影響する訳だから、人生の意義、結婚の意義、家庭の価値が変ってくると思います。


ネズミの実験で、生まれた子ネズミをなめたりして良くケアーして育てた血統は、その遺伝子情報を子孫に伝え、その子供達も親になると同じように生まれて来た子ネズミをケアーするそうで、ケアーしないネズミはその子孫もケアーしないそうだ。


我々人間社会も同じです。


私達の生涯の良き経験がエピゲノム(後成遺伝子)として刻まれて子孫に伝わってゆくわけですから、真面目に生きなければなりませんな。

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