砂漠の徒然草のブログ

ネバダで単身赴任、心の泉を求めて彷徨うワタシ。

そこに愛はあるのか!

荒野の夕暮れ

久しぶりに帰ったロスは雨だった。昼過ぎには止み終えて、町にあった埃を洗い流したように見えた。奥様と教会から家路につく丘の上で、ロスのDOWN TOWNが奇麗に見えたので写真を撮った。

「カリフォルニアの青い空」と言われれようにロスは雨が降る事が少なく、何となく埃っぽい。前にいた会社がDOWN TOWNにあったが、黒い車を1日駐車していると、かなり埃が溜まる。道路も埃と車から漏れた油が表面を覆っているので、雨が降るとスリップしやすくなるぐらいだ。その点ラスベガスは工場がほとんどないので空気は奇麗である。


雨は好きでは無いが、塵、埃を洗い流して浄化してくれるなら有難いものである。


3時にはロスを出てベガスに向かった。少し早い出発だったが、2人の息子が試験がある様なので父親なりの気遣いである。
2人ともオジサンがいると、何だかんだ話が長くなってしまうので早めに退散した。
殆どがトランプ大統領の政策の話が多い、善きに悪しきに非常に話題性の高い大統領だ。
最近は銃規制、ドラックの合法制度、不法移民政策、北朝鮮問題、TPPなどかな。
若者が政治に関心を持つ事は良い事だ。自分達がこの国を動かしてゆくという気概を感じる。
オジサンの若い頃は、日本では学生運動の影響なのか政治の話は、いぶかしがる風潮があったが、アメリカでは政治に興味がないと言うと現実逃避タイプの人間に思われる。
だから、ロスに帰って息子達と話す前に、ある程度最近のニュースを読んでおかないといけないし、それなりの意見、主張を持っておく必要がある。「オ~、お父さんと話すとためになるな~」と息子達に思ってもらいたいではないか⁉ 父親の威信を維持するのも大変な事である。最近DNAの話に凝っているのも、それなりの知識と情報を仕入れる一環でもある。
ロスとベガスの中間地点であるバーストを過ぎると曇り空から晴れ間が出て来た。すでに5時を回っていたので夕暮れ時だ。
人影少ないレスト エリアで車を止めて、荒野の写真を撮った。


当然だが誰もいない、何も無い。昔、幌馬車隊がユタ州からこの荒野を渡ってロスにたどり着いたが、その侘しく過酷な旅が偲ばれる。夕日に照らされてオジサンの影だけが長くの伸びていた。
奥さんが持たしてくれたオニギリを食べながら一句詠んだ。


「影法師 寂しく伸びる 荒野(あらの)の夕暮れ 」(字余り)


スバニシュの親子が、白と黒の得体のしれない物をムシャムシャ食べているオジサンをいぶかしげに見ながら去って行った。彼らにとってオニギリはたいそう奇妙な物に見えたのであろう。

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